【原発最前線】「言葉遊び」ばかりのごみ最終処分場議論…「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」って分かりますか?(1/3ページ) - 産経ニュース

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「言葉遊び」ばかりのごみ最終処分場議論…「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」って分かりますか?

最終処分場のイメージ。地下300メートル以上の安定した地層に網の目状にトンネルを掘り高齢ベル放射性廃棄物を埋めることになる(NUMO提供)
最終処分場のイメージ。地下300メートル以上の安定した地層に網の目状にトンネルを掘り高齢ベル放射性廃棄物を埋めることになる(NUMO提供)

 原発の運転で出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」を地下に埋めて処分する最終処分地の選定をめぐり、政府が公表を予定している「科学的有望地」のマップ公表の議論が迷走している。国民の誤解を恐れるあまり、言葉の言い換えが相次いでいるのだ。その結果、専門家からは「分かりにくくなっている」との指摘も出ており、今後も議論は二転三転する可能性がある。(社会部 蕎麦谷里志)

マップの名称「科学的有望地」も使用不可

 「科学的有望地という表現については、さまざまな誤解を招くという指摘や、いたずらに不安をもたせるという声もある。本日はそれを踏まえて、『マップ』と言いたい」

 2月28日に行われた、マップ公表について検討する作業部会。冒頭、経済産業省資源エネルギー庁放射性廃棄物対策課の小林大和課長は、そう述べると、今後は科学的有望地という表現は使わないことを表明した。ただ、代替の名称についての提案はなかった。

 科学的有望地のマップは、核のごみの最終処分地を決めるにあたり、政府が公表を検討している日本地図だ。活断層や火山といったリスクに応じて、最終処分地としての適性を3段階に色分けすることが検討されてきた。

 昨年末に公表する予定だったが、最終処分について国民の理解が十分に進んでいないことなどを理由に公表が見送られた。