財津和夫インタビュー

チューリップの心の旅45年とこれから「息切れが収まったらもう一度」「若者はもっと爆発して進化を」

 《メンバーだったギタリスト、安部俊幸さんが平成26年7月、64歳で他界した》

 安部くんがいないので、45周年のコンサート・ツアーはできないかなという判断もありました。でも長い間、付き合ってきた安部くんと僕らの関係だからこそだが、(残った4人が)突然、ステージ上で「ずっとできたらいいね」「最高だね」という話をしていました。彼はリードギターという重要なポジションだっんだけど、4人で分担してやっていける感じが見えてきたらやりましょうと。ちょっとリハーサルをやると、できるじゃない。安部くんも喜んでくれそうな気がしました。じゃあ、ツアーをやってコンサートの中で彼の曲を追悼するつもりで、4人で歌いましょうということになったんです。

 《解散と再結成を繰り返した45年間だった》

 45年間で一番うれしかったこと、印象的だったことは再結成ですね。解散したときは、とても苦しいことがいっぱいありました。やり残したこともあり、色んな意味で挫折を味わいました。再結成ができるというんで一も二もなく楽しむということで始められました。

 今回も何度目かの再結成になりますが、始まったときと今とでは全く気持ちの持ち方が違います。(初めの)再結成後いったん止めたが、もう1回同じような質を再現させるんだという気持ちが強かった。今回は安部くんのこと、それから自分たちが一番に楽しめること。客席の皆さんには質の高いものを届けられないかもしれないが、一番に楽しむということでやります。

 自分たちの中では、若いころのようにはできないなとか、逆に昔はできなかったことが肩の力を抜くことでできるなとか、そういう大きな変化はあります。

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