浪速風

国を背負ったそれぞれのWBC

お立ち台で抱き合う筒香嘉智、中田翔=東京ドーム(撮影・蔵賢斗)
お立ち台で抱き合う筒香嘉智、中田翔=東京ドーム(撮影・蔵賢斗)

WBCで侍ジャパンが開幕2連勝して2次リーグ進出を確定的にした。「二刀流」の大谷翔平選手(日本ハム)が故障で出場できず、強化試合では投打に不安を感じさせたが、本番になって見違えるように変身した。やはりユニホームに「日の丸」をつけているからだろう。スタンドの声援も後押ししている。

▶韓国の敗退は意外だった。初の地元開催だったのに覇気なく、球場も空席が目立った。朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾審判や北朝鮮の動向に関心が集まっているのだろうか、韓国メディアもおとなしい。日韓対決が見られないのは残念だ。意外といえば、イスラエルがこんなに強いとは思わなかった。

▶ほとんどがユダヤ系米国人で、大リーガーもいる。ユダヤ教徒やユダヤ人を祖父母に持つ外国人なら容易にイスラエルの市民権が得られる。選手たちは大会前にイスラエルを訪問して建国の歴史を学び愛国心を高めたそうだ。それぞれ国を背負っての戦いだから熱くなる。