第三銀消費者アンケート 老後生活7割不安…節約傾向強まる

 第三銀行(松阪市)が県内各店の来店客を対象に消費者の意識や行動について調査したところ、将来への不安が募り、節約傾向が強まっていることが明らかになった。調査では、老後の生活について約3分の2の人が不安を持っていることも分かったという。

 調査は昨年12月中旬、県内各店の来店客1千人を対象に行い、981人が回答した。

 結果では、1年前と比べて節約傾向を強めているかとの質問に対し、「強めている」が7割超に。理由は「将来に備えてお金をためるため」との回答が6割近くになり、「給与やボーナスが増えないため」とした人も約3割を占めた。

 項目別の支出状況では、日用品・生活必需品の支出を1年前と比べて「増やしている」としたのは約3割だったが、先行きについて「増やす」は1割以下に。家電・家具等耐久消費財も買い控えの傾向がみられた。一方、趣味・旅行・レジャーへの支出では節約意識はそう強くなく、今後も大きな落ち込みはみられないとしている。

 老後の生活については、「不安を感じる」が7割近くに。「不安を感じない」は約1割にとどまり、多くの人が老後に不安を感じていることが浮き彫りになった。主な不安は、「生活資金」が7割超、「年金制度」も5割超と経済面での不安を挙げる人が多かったほか、病気や介護を挙げる人も目立った。老後への備えでは、半数以上が「貯蓄」を挙げ、「節約」「健康維持・体力づくり」-などと続いた。余裕のある老後生活を送るには、月30万円以上が必要としたのが最も多い約4割に。高齢化社会で必要な施策では、「年金制度の改革」を挙げる人が約6割にのぼった。