デビュー

「人を助けたい」阪神大震災の報道を見て決意…近畿大野球部から大阪市消防局に就職 西本達貴(にしもと・たつき)さん(22)

【デビュー】「人を助けたい」阪神大震災の報道を見て決意…近畿大野球部から大阪市消防局に就職 西本達貴(にしもと・たつき)さん(22)
【デビュー】「人を助けたい」阪神大震災の報道を見て決意…近畿大野球部から大阪市消防局に就職 西本達貴(にしもと・たつき)さん(22)
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 今年4月、大阪市消防局に就職する近畿大4回生、西本達貴さん(22)。人命を救う消防士の仕事を選んだのは、自分が生まれた年に関西を襲った阪神大震災の報道を目にしたのがきっかけだったという。現在は、待ち構える過酷な任務へ向けて、トレーニングに励む日々。その原動力は、ただ「人を助けたい」という純粋な思いだ。(前田武)

 --なぜ、消防士になろうと思ったのですか

 2年前、阪神大震災から20年の報道番組をテレビで見て、衝撃を受けました。自分が生まれた年に起こった大災害ですが、それまで教科書などでしか知らなかった。しかし、「人が目の前でがれきに埋まっているのに消防も誰も来なかった。どうしようもなかった」と語る被災者の姿は、すごい現実感がありました。

 以前から、人の命を救うことは単純にカッコイイという気持ちがあり、消防や警察などの仕事に漠然と魅力を感じていたのですが、その時から「助けたい」という思いが強くなりました。

 --それで、大阪市消防局を目指したのですね

 はい。中学、高校、大学と野球を続けていましたが、大学3年から公務員試験の勉強に専念しました。体力には自信があったのですが、大阪市消防局に受かったメンバーはみんなすごい。鍛え方が違うというか、本当に気合が入っています。

 消防は組織で動きますが、個々の隊員のレベルが高ければ救える命も増える。足を引っ張らないようにしなければなりません。

 4月に消防局へ入ると、まず半年間は消防学校で訓練を受け、それから消防署に配属されて現場へ出ることになります。