ヘルシースナッキング

ブタにならない「OYATSU」を世界に 健康的間食のススメ 

 製造販売元のマザーレンカ(東京都港区)によるとドクターズチョコレートは発売2年で累計100万個出荷を突破。販売場所は全国約1万軒の調剤薬局と医療施設だ。昨年末には大豆のクランチで食べ応えを高めたチョコレート「サクッtoCOBARA」(17グラム、432円)を発売。1袋に、免疫力を高めるシールド乳酸菌を1日摂取目安の5倍に当たる500億個配合し、全部食べても80キロカロリーに抑えている。

理にかなった「八つ時」 「頭、ぼーっとしてきたでしょ。おやつにしましょう」

 早稲田大学研究院・矢澤一良教授(機能性栄養学)が取材中、ヨーグルトをさし出した。「われわれが広めてる『機能性おやつ』の第1号(ノーベル「海と牧場の恵み」)。サンマ1匹分のDHA・EPAが入ってるけど全然魚臭くないでしょう」

 確かに。気分転換にもなり脳がシャキッとする感じ。

 矢澤教授が会長をつとめる「『日本を健康にする!』研究会」は5年前から「機能性おやつ」の研究・開発を進め、現在、食品メーカーなど100社が参加。「おやつと一緒に機能も」と、生活習慣病、認知症、ロコモやメタボなどの予防に有効とされる成分を含むデザートや菓子が商品化され、「OYATSU」認定マークを付与している。

 「1日の総カロリーを増やさず分食する米国のトレンド『ヘルシースナッキング』と同じ流れだが、江戸時計の『八つ時(やつどき)』に間食する、健康的で理にかなった日本伝統の『OYATSU』を世界に広めたい。来春、米国ニューヨークの国連本部で講演します」と矢澤教授。

 2月20日、早大日本橋キャンパス(東京都中央区)で開かれた食と健康のシンポジウムでも、試食付きで機能性おやつを紹介。定員100人に120人が殺到する関心の高さだった。

 「おやつをおいしく楽しく食べることで血液循環が促され、免疫力が高まる」と矢澤教授。苦行を伴う健康法がストレスになっては本末転倒。おやつなら続けられるけど、食べ過ぎは逆効果ですぞ!