「氷が入ったグラス持っているみたい」 任天堂スイッチ、「触覚」技術を採用

ニンテンドースイッチを手に入れ笑顔の男性ら=3日午前、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(山田哲司撮影)
ニンテンドースイッチを手に入れ笑顔の男性ら=3日午前、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(山田哲司撮影)

 3日発売された任天堂のゲーム機「スイッチ」で注目されるのが、新機軸のコントローラーを通して利用者の手にさまざまな「触覚」を伝える技術だ。振動を精密に制御することで、利用者に「氷が入ったグラスを手に持っている」などの感覚を与えることが可能だという。スイッチはこうした技術で新しいゲーム体験を届けられるかが成功のカギを握る。市場の拡大が見込まれるVR(バーチャルリアリティー、仮想現実)にとっても重要な技術になるとみられ、さまざまな企業が研究開発を加速している。

 任天堂が「HD振動」と説明するこの機能を活用したソフトが、3日発売の「ワンツースイッチ」だ。牛の乳搾り▽ひげそり▽早撃ち対決▽真剣白刃取り-など28種類のミニゲームで構成。画面ではなく、一緒に遊ぶ友人の反応を見ながら楽しめる。

 平成18年に発売したゲーム機「Wii(ウィー)」は複雑な操作を排して成功しており、任天堂は再び、ゲームに習熟していない層を含め、利用者を幅広く取り込む戦略だ。

 触覚技術はVRと組み合わせることで、ゲーム以外の用途にも広がる可能性がある。