インバウンド、マレーシアや豪州に拡大 観光消費増に期待 群馬

 本県でも加速化するインバウンド(訪日外国人旅行者)の誘客。県は新年度、職員を県観光物産国際協会に新たに配置し、マレーシアや豪州にも対象を拡大し、外国人観光客のさらなる取り込みを図る。2日、県議会一般質問で自民党の荒木恵司県議の質問に塚越昭一観光局長が答弁した。

 配置される職員は1人で、海外旅行業者の招聘(しょうへい)や現地の旅行博への出展などで本県のプロモーションを図る。これまで力を入れてきた台湾や中国などの東アジアとともに、群馬を訪れる外国人観光客の伸び率が高いマレーシアやスキー客などで長期滞在者が多い豪州にも目を付け、誘客に努めるという。

 そのほか、新たな事業では、県内の観光地に有識者を派遣し、外国人観光客の受け入れ体制整備も実施していく予定で、今後詳細を詰めていくという。

 塚越観光局長は「人口減少社会で交流人口増加は非常に重要。国や他県と連携しながら観光消費額を増加させることで地域経済につなげたい」と話した。

 県観光物産課によると、県内の昨年1〜11月の外国人宿泊者数は17万9130人(速報値)。平成27年の14万8780人を既に上回る。27年の国別では、台湾が7万4180人とトップで、次いで中国1万5660人▽香港1万1630人▽タイ8940人-など。県は31年度までに年間外国人宿泊者数20万人を目標としている。