ビジネスの裏側

妊活に強い味方 「排卵日予測検査薬」市販薬化でメーカーが積極攻勢

大島美幸さんが出演するロート製薬「ドゥーテストLH」のCM。OTC化でCMも解禁になり、検査薬の存在が広く知られるようになった(同社提供)
大島美幸さんが出演するロート製薬「ドゥーテストLH」のCM。OTC化でCMも解禁になり、検査薬の存在が広く知られるようになった(同社提供)

 女性が妊娠しやすい排卵日を予測する検査薬の新製品が昨年12月、ロート製薬と武田薬品工業から相次いで発売された。いずれも自宅や外出先で簡単に使える検査薬で、「妊活(妊娠・出産を目指す活動)」中の女性には大きなサポートになる。しかし、まだ広く知られているとはいえず、両社ともにCMや特設サイトでの情報発信を通じて、妊活中の女性へ積極的にアプローチしている。

ドラッグストアでも

 発売された排卵日予測検査薬は、ロート製薬の「ドゥーテストLHa」(7回用、希望小売価格2700円、税抜き)と武田薬品の「ハイテスターH」(5回用、同2580円、税抜き)。

 いずれも排卵前に体内で急激に上昇する黄体形成ホルモン(LH)の濃度を計ることで、排卵日を予測する仕組みだ。スティック状の検査薬に尿をかけることで、簡単に検査できる。

 排卵日予測検査薬は調剤室を備えた薬局のみで販売する「対外診断用医薬品」だったが、規制緩和により昨年12月、ドラッグストアなどでも販売できるOTC(一般用医薬品)に転換。新製品の発売が相次いだ。

 宣伝も解禁され、ロート製薬は妊活休業を経て出産したタレントの大島美幸さんをCMに起用。大島さんは「妊活にとって大切なこと」と語りかけて商品を説明している。発売後1カ月の販売数は、医療用医薬品時代の製品の4倍になったという。