東電柏崎刈羽原発審査、申請書の再提出を要請 規制委

 原子力規制委員会は28日、臨時会合を開き、東京電力の広瀬直己社長に対し、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査の申請書を出し直すよう要請した。免震重要棟の耐震性問題など、審査会合の中で東電の説明が二転三転することが多くみられたためで、東電は今後、申請書を総点検する。同原発の審査が終盤に迫る中、審査に遅れが生じることは必至だ。

 臨時会合で規制委の田中俊一委員長は「審査の前提となる審査内容に疑義を抱かざるを得ない事態が起きており、看過できない」とした上で、「社長の責任で申請書を総点検し、信頼して審査が進められる申請書を改めて提出してもらいたい」と述べた。

 同原発の審査をめぐっては、重大事故が起きた際に使う予定だった免震重要棟の耐震不足を示す3年前のデータが今年になって示されるなど、東電の説明が当初と変わることがたびたび発生。規制委が東電の姿勢を問うために、広瀬社長を呼んでいた。

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