ビジネス解読

トップ逮捕のサムスン、トランプ氏「サンキュー」も投資決定できず 〝ガリバー〟停滞 韓国泥沼化に拍車も

 しかし、サムスンの経営の中枢はトップの逮捕により機能不全の状況で、工場の新設どころではないのが実情だろう。

 李氏が韓国の特別検察官(特検)に逮捕されたのは、トランプ氏のツイッターから約2週間後の17日。朴槿恵(パククネ)大統領の友人で女性実業家の崔順実(チェスンシル)被告に対する贈賄などの容疑だ。サムスングループ内での企業合併で、朴政権の支援や優遇などの便宜供与を期待し、崔被告側に賄賂を贈った疑いがある。

 「これで全てが不確実になった。オーナーの決断が必要な事案は全部中断が避けられない」。聯合ニュースはサムスン関係者のこうした嘆きを伝えた。サムスンは集団指導体制で難局を乗り切る構えだが、グループに君臨してきた創業家の3代目として求心力を高めてきたトップの不在で、競争力強化に向けたM&A(企業の買収・合併)など重要な投資決定が滞るのは必至だ。

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