淀川の初春の風物詩 豪快に「鵜殿のヨシ原焼き」 NEXCO西は新名神で調査

炎と煙を上げて燃える鵜殿のヨシ原焼き=大阪府高槻市上牧
炎と煙を上げて燃える鵜殿のヨシ原焼き=大阪府高槻市上牧

 淀川の初春の風物詩「鵜殿(うどの)のヨシ原焼き」が26日、大阪府高槻市鵜殿〜上牧(かんまき)地区の淀川右岸河川敷で行われ、大勢の市民が炎と煙を上げて燃え上がる豪快な野焼きを堤防から見守った。

 75ヘクタールの広大な「鵜殿のヨシ原」に自生するヨシは、良質なものは古くから雅楽で使われる楽器「篳篥(ひちりき)」の吹き口「蘆舌(ろぜつ)」の材料に使われることで知られる。

 ヨシ原焼きは、ヨシの保全を目的に地元の「鵜殿のヨシ原保存会」と「上牧実行組合」が実施。この時期に焼くことで害虫や雑草を駆除し、新しいヨシの発芽を促す効果があるという。

 午前9時、安全警戒の消防団員らとともにヨシ原に入った担当者らが、あらかじめ切り倒してチップ状にしたヨシに、バーナーで次々に着火していった。この日は弱い風だったが、次第に燃え広がり、約3時間で予定の約30ヘクタールを焼いた。

 一方、新名神高速道路の建設で、ヨシ原を横断する架橋を計画している西日本高速道路(NEXCO西日本)はこの日、ヨシ原上空に小型無人機「ドローン」を飛ばし、煙による視認性への影響などの現地調査を行った。

会員限定記事会員サービス詳細