衝撃事件の核心

「賠償は天文学的やで!」辞めると切り出すと「セクハラでっち上げ」 仰天〝退職阻止〟訴訟の顛末

土下座でセクハラ!?

この日の夜、事務所で何があったのか。それが後の訴訟合戦における最大の争点となった。

結局、藤田さんはこの日以降、二度と職場には戻らなかった。弁護士に相談のうえ退職し、在職時の未払い給料の支払いを求めて会社側を提訴した。係争中の27年11月、今度は井上さんが藤田さんにセクハラされたと訴え、慰謝料など110万円を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

以下に記す内容が、訴訟で井上さん側が訴えた当日の話し合いの様子だ。

《当日午後6時20分、営業から戻ってきた藤田さんが、井上さんに退職届を受け取るよう迫ってきた。

「権限がない」と井上さんは断ったが、藤田さんは聞かず、あろうことか右手の拳を、井上さんの右の乳房に押しつけてきた。

「やめてください!」

藤田さんはさらに胸を触ってきた。井上さんは身の危険を感じてトイレに逃げ込み、大岩代表に助けを求めた。

しばらくして美子取締役が事務所に来たが、藤田さんはなんと美子取締役にも同じようなセクハラ行為に及んだ。ようやく大岩代表が到着し、藤田さんを厳しく注意した。

その後、4人での話し合いが始まった。すると藤田さんはソファの上に正座をするような格好をして、隣に座っていた井上さんの尻の部分に、顔をこすりつけるような行動に出た。

「何をしているんだ!」

大岩代表が一喝すると、藤田さんは今度はソファから降り、床に正座した。そして井上さんのふくらはぎの部分に再び、顔をこすりつけたという。大岩代表が再度叱責し、ようやく一連のセクハラ行為が止まった》

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