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ドラクエ音楽生みの親 作曲家、すぎやまこういち「何百年でも飽きない曲を」

 さらに「演奏形態はオーケストラ音楽を基本にしました。さまざまな楽器の総合体であり、音楽としての表現の幅が広いからです」。

 プロの作曲家が真正面から音楽を手がけたドラクエは、全世界でシリーズ累計約7千万本以上を売り上げる怪物級のヒットになった。

 音楽の方もファンを増やし、昭和62年から続くドラクエの音楽を演奏するオーケストラ公演は常に満員御礼。「観客の約半数はゲーム未経験の人。純粋にオーケストラ音楽として楽しんでもらっています」と喜ぶ。

 3月2日に、京都コンサートホール(京都市左京区)で開かれる「第6回東京メトロポリタン・ブラス・クインテット京都公演」では第2部で金管五重奏による「ドラゴンクエスト」が演奏され、すぎやまさんが解説などを行う。

 「ドラクエの音楽のエッセンスをお届けします。ドラクエの神髄を味わってほしいですね」

(文・岡田敏一 写真・寺口純平)

 すぎやま・こういち 本名・椙山浩一。昭和6年4月、東京都生まれ。東京大学卒業後、文化放送を経てフジテレビに入社。「ザ・ヒットパレード」「新春かくし芸大会」などの人気番組を手がけた。40年にフジを退社し、作曲家に。「花の首飾り」などザ・タイガースのヒット曲、CMやアニメ音楽など多数手掛ける。

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