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「プレ金」スタート 働き方改革に大きな課題 中小・零細を中心に参加できない企業が圧倒的

【プレミアムフライデー】「プレ金」スタート 働き方改革に大きな課題 中小・零細を中心に参加できない企業が圧倒的
【プレミアムフライデー】「プレ金」スタート 働き方改革に大きな課題 中小・零細を中心に参加できない企業が圧倒的
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 今回の「プレ金」では、中小・零細を中心に参加できない企業が圧倒的だった。参加できるのは「特権階級」といった冷ややかな声も聞かれ、プレ金の一つの狙いだった働き方改革に大きな課題を残した。

 食品会社からレストランなどに食材などを運ぶ松下運輸(東京都港区)の坂田生子社長は「顧客の理解と協力が得られない限り、午後3時で仕事を終えるのは不可能だ」と話す。実施するには相応の人手の確保が必要だが、運賃に転嫁するのは難しいのが実情だ。

 産直野菜の委託販売を手がける農業総合研究所(和歌山市)の及川智正社長は「消費を喚起したいのだろうが、生活が安定しないとカネを使う気にはならない」とし、都内のある信用金庫の担当者は「月末の金曜午後は最も忙しい。職場でもプレ金の話題はまったくない」と突き放した。

 プレ金の普及には、大企業が先行して制度化し、取引先である中小企業などにも波及、一般化できるかが鍵になる。

 ただ、中小企業にとっては、取引慣行の見直しにまで手を付けざるを得ない面があり、現状ではハードルが高いといえそうだ。