スピードスケート

五輪新種目「マススタート」は日本向き? あるぞ!高木姉妹で金、銀メダル

判断力で金メダルも

 中長距離の走力やコーナーの技術とともに求められるのは、レースの流れを読む力。日本代表チームのヨハン・デビット・コーチは「どの試合でも、試合前に分析している」。何パターンも想定したレース展開から適切な選択ができるかが勝負を分ける。菜那は「悪く言えばずる賢く、よく言えば瞬時の判断がすごく大事」と力を込める。

 ただ、それは中長距離種目で欧米勢に苦戦を強いられる日本にチャンスが生まれるということでもある。3年前のソチ五輪代表で、平昌ではマススタートでメダルを狙うウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)は「マスは展開によってメダリストががらりと変わる。ワールドカップでもメダルに着々と近づいているし、毎回手応えを感じられて楽しみ」と期待を持つ。今季のW杯では22歳の土屋良輔(専大)が4位に入った。

 ソチ五輪で日本はスピードスケートでメダルなしの結果に終わり、惨敗した。平昌五輪では女子500メートルの小平奈緒らが金メダル候補にも挙げられるなど好調だが、作戦次第で格上の相手から金星を奪うことも可能な波乱含みの新種目にも期待が集まりそうだ。

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 ■マススタート 1周400メートルを16周し、4周通過ごとに上位3人に付与される中間ポイント(5、3、1点)、ゴール順位の最終ポイント(60、40、20点)の合算で順位が決まる。平昌五輪から正式種目に採用されることが決まり、W杯でも2014-15年シーズンから実施されている。