玄海原発の住民説明会、過激な反対派が自己主張とヤジ繰り返す 「根性をたたき直して出てきなさい」

 「福島の事故を踏まえているというが、軽々しくその言葉を使ってほしくない。福島の人はみんな怒っている」

 自身が福島県民を代表したかのような決めつけ発言は、まだおとなしい方だ。

 「根性をたたき直して出てきなさい」「ごまかしだ」「ふざけるな」「そんな話はいらねえ!」

 国や九電へのヤジが飛ぶと、拍手と歓声が沸き起こった。その様子は、川内原発再稼働をめぐる3年前の鹿児島県の説明会と同じだった。

 別の男性は説明者に食ってかかった。「節電要請すらされていないのに、電気が足りていないふりをして、原発を動かそうとしているようにしか思えない」

 資源エネルギー庁の覚道崇文課長は「電気が足りているようにみえるが、コストがかかっている。二酸化炭素の排出量も増えている。全てのエネルギー源には長所短所がある。それを踏まえると、一定程度は原子力発電を行わないといけない」と説明した。

 九電の山元春義取締役は「福島の事故後、(原発停止で)電気が足りず、節電のお願いもした。廃止していた火力発電所をもう一回動かし、他電力から電力を買って届けることが続いた。電気の安定供給には、玄海(原発)の再稼働が必要と考えている」と語った。実際、原発の長期停止は、電気料金の値上げや節電要請をもたらした。