芸能考察

NHK朝ドラ「まれ」熱演&熱唱! あの「黒猫チェルシー」最新アルバムは豪快過ぎる洋楽ロックに!

「僕たちの新作が、欧米のクラシック・ロックの素晴らしさを同世代の人々に知ってもらう機会になれば」と話す黒猫チェルシーのボーカリストの渡辺大和(右)とギター奏者の澤竜次
「僕たちの新作が、欧米のクラシック・ロックの素晴らしさを同世代の人々に知ってもらう機会になれば」と話す黒猫チェルシーのボーカリストの渡辺大和(右)とギター奏者の澤竜次

 平成19(2007)年に神戸市で結成された4人組バンド、黒猫チェルシー。60年代から70年代の欧米のクラシック・ロックの影響を受けた豪快で質の高いサウンドで知られ、ボーカルの渡辺大知(26)は俳優としてNHKの連続テレビ小説などにも出演。存在感を発揮した。

 そんな彼らの約4年半ぶり3作目となるアルバム「ライフ・イズ・ア・ミラクル」(2月22日発売)は、メンバー各人がさまざまな経験を経て、さらにスケールアップしたロックを聴かせる。取材に応じた渡辺とギター担当の澤竜次(26)は「同世代のロックファンのみなさんに、僕たちの楽曲を通して欧米のクラシック・ロックの素晴らしさを少しでも伝えることができれば」と声をそろえる。

■神戸と大阪、この春凱旋ライブ…NHKまれ撮影「体で喜んだ」「視野も広がった」

 メンバーは渡辺、澤、そして宮田岳(ベース担当、26歳)、岡本啓佑(ドラム担当、26歳)の4人。地元の神戸市で結成後、21年春に上京。この年の夏に渡辺がオーディションで青春映画「色即ぜねれいしょん」の主演に抜擢(ばってき)され、映画への初出演を果たすが、その演技が高く評価され、22年、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。

 勢いに乗ってバンドの方もメジャーデビューを果たし、以降、活発な活動を続けている。

 レーベルの移籍に伴い、前作から約4年半という長めのインターバルがあったが、その間、渡辺はNHKの朝の連続テレビ小説「まれ」の最終週(27年4月〜9月)で、劇中に登場するバンド、リトル・ボイスのボーカリストして出演するなど、テレビドラマや映画での活躍の場を広げた。

 「『まれ』は出演が決まったとき、役柄は決まっていなくて…。結局、ミュージシャン役で曲を作ってほしいとの要請があったわけですが、撮影現場では自身の音楽活動と役者としての自分が結びついた感じで、体が喜んでいましたね。これからの自分の正しい方向性が見えた気がしました」と渡辺。

 一方、澤の方も「別のバンドのサポートの仕事をするなど、これまでのフィールド外となるさまざまな仕事をし、視野を広げた」と振り返る。

 そんな各人の経験をバネに作りあげたこの最新アルバムだが、団塊ジュニア以上の洋楽ファンにはうれしいクラシック・ロックの雰囲気満載の素晴らしいでき映え。