ビジネス解読

韓国はやはり「テーマパークの墓場」だった ユニバーサル・スタジオ構想あっけなく頓挫

 しかし、その後はお粗末だった。公社側は開発するための法手続を進めていたのに対し、USK側のユニバーサル・パーク・アンド・リゾーツ(UPR)との交渉が全く前進しなかったという。

 中央日報(日本語版)によると、UPRが韓国進出に応じなかった理由について、公社関係者の話として「20年オープンを目標に進めている中国の北京ユニバーサル・スタジオ事業と重なることが韓国への進出をためらう理由とみられる」としているが、北京の20年開業が既定路線であったことは承知のはずであり、北京よりも数年後の開業を目指す方法だってあるはずだった。

 公社はUSK側が事業費2兆ウォンを金融業界から確保できなかったとも説明している。韓国経済は冷え込んでいる上、朴氏の「肝いり」であればあるほど腰が引けてしまうのが今の韓国経済界。国民から利権に絡められたあらぬ攻撃を受けかねないからだ。朴政権も経済界も事実上の「思考停止」にある状況では、誘致構想がついえるのは時間の問題だったといえるだろう。

 公社はディズニー・ワールドやシックス・フラッグスなど他の国際テーマパークを誘致する案を模索することにしたという。だが、中央日報(日本語版)に紹介された専門家のコメントは「中国・上海に昨年6月ディズニー・ランドがオープンした上に北京ユニバーサル・スタジオができるところに、韓国に投資しようとするグローバルテーマパークがあるのか疑問」と辛辣(しんらつ)だ。

会員限定記事会員サービス詳細