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大ヒット映画「君の名は。」に異変!? なぜキネ旬ベスト・テン、アカデミー賞最終選考に入らなかったのか

 関口さんが解説する。

 「ベスト・テンの選考委員は、映画評論家やジャーナリストなど。日頃多数の映画を見ており、『一般の人が知らない作品を見つけてくるのが自分の使命』と考える人も多い。このため、大ヒットしたエンターテインメント系の王道作品は上位に入りにくい傾向が出るのです」

アカデミー会員に“ジブリ信奉”?

 一方、米アカデミー賞では、なぜノミネートされなかったのか。

 そもそも、これまで同賞の長編アニメ賞には、日本からはスタジオジブリ作品しかノミネートされたことがない。今回も、「君の名は。」は審査対象にはなったものの、ノミネート作品に選ばれたのは、ジブリがオランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督と組んだ「レッドタートル ある島の物語」だった。

 アニメーション研究家の氷川竜介さんは、「昨年もエンターテインメント色の強い『バケモノの子』(細田守監督)がノミネートされるものと思っていたら、(児童文学が原作の)ジブリ作品『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)が選ばれた。アカデミーの会員側にジブリ信奉のようなものがあるのかもしれない」と話す。

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