琵琶湖周航の歌百年

大津市の退庁ソングに 郷愁誘い「定時」促す

 大津市は10日、3月から定時退庁時に琵琶湖を舞台としたご当地ソング「琵琶湖周航の歌」を館内放送で流すと発表した。歌が今年で誕生から百年を迎えることを記念するとともに、郷愁をそそるメロディーで定時退庁を促す狙いもある。

 市によると、平成27年度の1人あたりの時間外勤務は月平均15・7時間。今年1月からは職員の健康を考慮し、午後8時に完全消灯するとともに、時間外勤務を月70時間、年間750時間の制限を設定したが、これまでに9人がその制限を超えたという。

 3月からは定時退庁の午後5時25分ごろから、周航の歌を3分程度流す。歌は6番まであるが、何番まで放送するかや歌い手は現時点で未定という。

 市内には、作詞者である小口太郎らの旅の出発点となった「三保ケ崎」や小口らが一日目に泊まった「雄松崎」など、歌詞の舞台となった地がある。市民にとって「郷愁をそそる歌であり、『蛍の光』のようなもの」(越直美市長)という。

 越市長は「歌を聞いて『早く家に帰ろう』という気持ちを持っていただき、定時で帰ることを徹底していきたい」と話している。