日米首脳会談

安倍晋三首相「私は朝日新聞に勝った」 トランプ大統領「俺も勝った!」 ゴルフ会談で日米同盟はより強固になるか?

 国防長官のマッド・ドッグことマティスを早々に訪日させたのも、初の首脳会談で安倍を別荘に招くのも、トランプの誠意の表れだと見るべきだろう。

■通商交渉を分析

 ただ、米国経済の立て直しに向け「米国第一主義」を掲げるトランプについて、日本政府内にはなお懸念も残っている。

 不動産業で巨額の富を築いたトランプは1対1のディール(取引)を好む。通商政策や経済・金融政策に関してディールを持ち込むのは構わないが、安全保障をディールの材料にするわけにはいかない。

 だが、トランプは政治経験が浅いだけに、それをやりかねない。今回の安倍訪米の大きな狙いの一つは「通商や金融政策と、安全保障を同じテーブルに乗せない」と確認することにある。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も頭の痛い問題だ。トランプは早々に離脱表明してしまったが、日本は残る10カ国から頼りにされる存在になっている。トランプがTPPの代わりに日米自由貿易協定(FTA)の締結を持ちかけてきたとしても、持ち帰って対応するしかない。