日米首脳共同記者会見・全文(4)完

安倍晋三首相「米国が偉大な国となることは日本にも大きな利益」 トランプ大統領「安倍首相とは非常に気が合う」

 「そして、米国が偉大な国になるということは、まさに米国が担ってきたさまざまな役割もあり、また、責任もあるわけです。今、世界は不確実性が増してきている中において、米国が偉大な国となり、強い米国となることは日本にとっても大きな利益であり、そして日米同盟が強化されることは、日米両国だけではなくて、地域、アジア太平洋地域、あるいは世界の平和と繁栄にも大きな貢献をしていく。そのためにも米国が偉大な国になっていく、われわれはそのことを歓迎したいと思います」

 トランプ氏「ありがとうございます。私の方からは、ご覧になっていると思いますが、選挙で勝利して以来、そして次期大統領と呼ばれたそのときから、自動車会社その他の会社に対してもずっと言ってきました。『アメリカに戻ってこい』と。そして、みな戻ってきています。いろんな大きな発表が今後、短い間になされるでしょう。皆さん、どういう発表かご存じの方もいらっしゃるでしょう。たくさんの工場、たくさんのプラントが出ていきました。それらの工場やプラントが戻ってきます。そして雇用もまた、ミシガン、オハイオ、ペンシルベニア、ノースカロライナ、そして他の場所にも戻ってきます。今までたくさんの雇用が失われた場所に戻ってくるのです。その人たちは、いろいろ良くしてくれたので、私も彼らに良くしていきます。たくさんの発表がなされています。フォード、ゼネラル・モーターズ、そしてその他の企業も発表しています。インテルも昨日大きな発表をしました。それをしたのは、やはり今現在、税制などで起こっていることを背景にしています。そして、大きなニュースが今後しばらくの間続くでしょう。私たちは大きな可能性を秘めた国なんです。『アメリカを再び偉大な国にする』という表現、より偉大になると、過去ないほど偉大になると申し上げます」

会員限定記事会員サービス詳細