センバツ異聞

部員10人の「21世紀枠」岩手・不来方によぎる不安…野球は9人そろわないと没収ゲームに

 選抜の開幕まで約1カ月半。「部員10人」というハンディキャップを背負う不来方にとっては、最小限の部員数が21世紀枠に選出された謳い文句の一つになっているため、今さら他部から部員を引き抜くなど「部員増」を狙うわけにもいかない。春夏通じて甲子園大会での没収試合は過去に例がないようだ。推薦枠で出場権を得たチームが没収試合になったのでは、どこかの監督ではないが「末代の恥」。選んだ高野連にも批判の矛先が向けられるであろう。

 「魔物が棲む」といわれる甲子園。不来方にとっては没収試合の不安が頭をかすめる一方、部員10人で強豪校に立ち向かって大番狂わせを演じるようなことがあれば、一転して歴史的快挙と称賛の嵐となるだろう。「超少数精鋭主義」の不来方・小山監督の采配にも注目が集まりそうだ。

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