千葉・高校教諭殺害から20年 遺族「数字の区切りは家族にとって何の意味もない」 無念と望み胸に解決望む

千葉・高校教諭殺害から20年 遺族「数字の区切りは家族にとって何の意味もない」 無念と望み胸に解決望む
千葉・高校教諭殺害から20年 遺族「数字の区切りは家族にとって何の意味もない」 無念と望み胸に解決望む
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 千葉市若葉区みつわ台で平成9年、東京都立高校教諭の内村民夫さん=当時(60)=が自宅で刺殺された強盗殺人事件の発生から8日で20年を迎えた。「数字の区切りは私たち家族にとって何の意味もない。遺族でないと分からない苦しさがあります」。内村さんの妻、和代さん(77)は無念の思いと解決への望みを胸に齢を重ねている。(菊池一郎)

 事件は9年2月8日土曜日に起きた。当時の産経新聞は、次のように報じている。

 〈自宅庭の車庫付近で、内村さんが胸から血を流して死亡しているのを帰宅した和代さんが見つけたのは、八日午後八時五十分ごろ。内村さんは同日午前、和代さんを外出先に送った時と同じトレーニングウェアを着てうつ伏せに倒れており、左胸に刃物で刺された傷があった。現場付近から凶器とみられる包丁が見つかり、家の一、二階ともたんすの引き出しが開けられるなど物色された跡があった〉(9年2月11日付)

 和代さんの部屋にしつらえられた仏壇。民夫さんの遺影、「深徳民興信士」の戒名が記された位牌の前に供えられたネックレスが目を引く。装飾リングが通してある。民夫さんが還暦を迎えた記念に、和代さんがプレゼントした指輪。「外出する時はいつもこのネックレス。一緒に連れて行くんです。私のこと、守っててねって」

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