入門・日米戦争どっちが悪い(10)完

共産中国も北朝鮮も米国が作った ヤルタでスターリンに献上

米国にも共和党を中心に、歴史を正しく見ている人たちがいます。

ルーズベルトの前の大統領であるハーバート・フーバー(1874〜1964年)の回顧録『Freedom betrayed』(裏切られた自由)が最近になって刊行されました。それによると、終戦翌年にフーバーが連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー(1880〜1964年)に対し「日本との戦争の全てが、戦争に入りたいという狂人(ルーズベルト)の欲望だった」「米国は金融制裁によって日本を戦争せざるを得ない状態に追い込んだ」と述べると、マッカーサーは同意しました。

共和党の重鎮だったハミルトン・フィッシュ(1888〜1991年)は「あの戦いの始まりの真実は、ルーズベルトが日本を挑発したことにあった」「自由と民主主義のために戦いに勝利する。それが戦いの目的であった。しかし、それはあのヤルタ会談で意味のないものになった。世界の半分がスターリンと共産主義の支配下に入ったのである。ルーズベルトのスターリンへの譲歩の結果、東ヨーロッパそして中国が共産主義の支配下に入ったのである。これが、アメリカ国民が騙されて始めてしまった戦争の代償なのである」とルーズベルトを非難しています。

わが国との戦争計画立案に携わった陸軍大将アルバート・ウェデマイヤー(1897〜1989年)も同様に「日本の真珠湾攻撃は、アメリカによって計画的に挑発された」「ソビエト帝国の出現は、主としてアメリカ自身がつくりだしたという事実は、まったく皮肉である」と回想録に書きました。

1950年に北朝鮮が韓国に侵攻(朝鮮戦争)した後、マッカーサーは米国上院の軍事外交合同委員会で「彼ら(日本)が戦争を始めた目的は、主としてセキュリティー(安全保障)上の必要に迫られてのことだった」と語りました(マッカーサー証言)。東京裁判の首謀者が、日本の行為は侵略戦争ではなかったことが共産主義との戦いによって分かったと言っているのです。

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