福島第1原発事故

ロボット調査を月内実施へ 福島2号機格納容器内、低数値の謎解明

 東京電力は3日、溶融した燃料(燃料デブリ)とみられる堆積物がみつかった福島第1原発2号機の格納容器内に、月内にもロボットを投入して詳細な調査を行う方針を固めた。現場の足場に複数の穴がみつかったことから、東電が投入の可否を検討していた。

 2日には格納容器内で毎時530シーベルトという高い放射線量が推計されたが、燃料デブリに近い場所で推計された値の方が低いという謎が生じており、ロボット調査による実態の解明が期待される。

 東電が放射線量を推計したのは計3カ所。格納容器の入り口付近で毎時30シーベルト▽圧力容器の下部周辺で毎時20シーベルト▽両地点の真ん中の空間で毎時530シーベルト-だった。不可解なのは燃料デブリがあるとされる圧力容器の下部周辺が最も低く推計された点だ。毎時530シーベルトが推計されたのは圧力容器から2、3メートル離れた空間で、東電の岡村祐一原子力・立地本部長代理は「圧力容器の外側でなぜこれほど高くなるのか」と首をひねる。推計値は撮影された画像のノイズから逆算した値のため、東電は「30%程度の誤差は生じる」とするが、それを勘案しても説明がつかない状況といえる。

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