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「着せ替え」ひこにゃんのイラストもOKにー。滋賀県彦根市のマスコットキャラクター「ひこにゃん」の著作権・商標権をもつ同市は3日、民間業者に使用を許可している3つのイラストについて、一定の範囲内でアレンジを認める新しいデザインマニュアルを発表した。手にもつグッズを差し替えたり、衣服を着せたりなどのアレンジが可能になる。6日から適用する。
同市は、ひこにゃんのイラストの使用申請があった場合「跳びはね」「お座り」「剣」の3ポーズに限り認めている。原作者に配慮し、ポーズの改変は一切認めていなかった。
ただ、みやげ品などの業者からは、「顔」部分だけの使用や、衣服を身に付けさせるなどのアレンジを望む声が出ていた。市はイラストについて昨年7月に原作者と覚書を交わし、一部改定した使用も認めることにした。
改定では従来の3ポーズに旗を持たせたり、顔をアップにしたりなども認めることにした。また、赤いハッピを着せるなど服装も変えられる。ただ、セーラー服など性別や年齢を限定する変更は認めないとしている。
平成27年度に業者から申請があった関連商品の販売予定総額は約6億400万円。同市ひこにゃんブランド推進室は「改定でひこにゃん人気を維持し、新年度の販売予定額の大幅増を期待したい」と話している。