衝撃事件の核心

「日本橋は〝無法地帯〟」逆風AV界泣きっ面にハチ 違法な激安「海賊版」横行で商売上がったり!?

ジャンルや販売時期で分類されたファイルを熱心に見入っていた中年の男性客がレジの呼び鈴を押して伝票を渡すと、中から男性店員が出てきて、薄いケースに入ったディスク数枚を手渡した。常連客なのか、店員は親しげに男性客と会話を交わし、見送った。その後、記者が話しかけると、店員は警戒したのか、すぐにカーテンの奥へと消えていった。

代金は7枚で2千円。多くの店舗が、1枚あたり300〜400円の価格で販売している。別の店ではDVD用のケースも売られており、DVDが8枚2千円なのに対し、ケースは1つ500円。「お気に入りの作品はケースで保管しよう」というあきれた宣伝文句が添えられていた。

周辺には、大半のフロアが違法DVD店が営業するフロアで占められているビルもある。店内に設置されたパソコンで視聴できる店や、連日数十作以上の最新作が入荷していると堂々とうたう店もあり、店内には客が途切れることなく出入りしていた。

危機感強めるAV業界

正規品のAVと同内容のDVDが格安で出回っていることに、AV業界は危機感を強めている。

AVメーカー約270社が加盟する「知的財産振興協会(IPPA)」の担当者は「海賊版は、機械と空ディスクさえあればコピーを作れてしまう。コピーする元データまで海賊版を入手して使っている店もある」と明かす。原価はほとんどかかっていない店も多いとみられ、それが正規品の1割程度の販売価格につながっている。

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