東京新聞の長谷川幸洋論説副主幹が司会を務めた東京MXテレビ「ニュース女子」の番組内容が同紙の報道姿勢や社説などと異なるとして、同紙が「深く反省」との見出しで見解を紙面で明らかにした2日、東京都千代田区の東京MXテレビ本社前に数十人が集まっていた。
警視庁からは人員が出て、警戒や交通整理に当たる事態となった。
MXテレビ前に集まった人たちは、沖縄県東村高江の米軍ヘリコプター離着陸帯建設反対派。問題の「ニュース女子」の番組が放送された先月2日以降、反対派はこれまで3回、同社前に押しかけているという。
この日は、沖縄ヘリ基地反対協代表の安次富浩氏が「沖縄の人間として許せない」などとマイクを握った。本紙記者が抗議活動に参加していた一人に「産経新聞ですが」と話を聞こうとしたところ、「右翼新聞だからダメだ」と断られた。
MXテレビは先月16日の放送後に「1月2日に放送しました沖縄リポートは様々なメディアの沖縄基地問題をめぐる議論の一環として放送しました」などとするテロップを流した。(WEB編集チーム)