スポーツの舞台裏

鉄人・室伏塾がオープン オリックス吉田がパワーに脱帽…「金メダルメソッド」をスポーツ界に還元へ

今もトレーニング開発

 面識のない五輪メダリストに手紙を送り、弟子入りを請う。旺盛な行動力の源泉には、ルーキーイヤーだった昨季の悔しさがある。

 開幕戦から先発出場しながら、腰椎椎間板症で4カ月近く戦線離脱。8月の復帰後は1カ月余りで10本塁打を量産したが、シーズンを通して活躍するためには現状打破が必要だった。

 3度目の指導となった25日は、室伏氏がお手本を示しながら、自ら考案したメニューを実技指導。「見ての通り、自分とはレベルが違う」。吉田正は、昨年6月の日本選手権を最後に第一線を退いた室伏氏のパワーに感嘆するばかりだったが、「絶対に自分のためになると思った。1年間戦って、いい報告ができるように頑張りたい」と確かな手応えを得た様子。室伏氏も「要望があれば、できる限りサポートしたい」と継続的な指導を約束した。

 室伏氏は前人未到の日本選手権20連覇を果たし、五輪、世界選手権で金2個を含む5つのメダルを獲得し、世界にその名を轟かせた。現在は東京医科歯科大教授にして日本オリンピック委員会(JOC)理事、東京五輪・パラリンピック組織委員会のスポーツディレクターの要職にある。

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