スポーツの舞台裏

鉄人・室伏塾がオープン オリックス吉田がパワーに脱帽…「金メダルメソッド」をスポーツ界に還元へ

手紙で弟子入り志願

 「鉄人」の異名を取った五輪金メダリストと、将来を嘱望される若きスラッガー。異色のタッグが実現したのは、吉田正が昨秋に送ったファンレターがきっかけだった。

 子供の頃、さまざまな競技のアスリートが競い合う人気番組「筋肉番付」を見て衝撃を受けた。「正直、パワーだけなのかな…」。だが、当時27歳だった室伏氏は驚異的な身体能力を披露し、少年の見立てを覆す。野球やラグビー、アメリカンフットボールなどを代表する面々を、スピードとパワーの両面で凌駕(りょうが)してみせたのだ。

 吉田正はその後、福井・敦賀気比高から青山学院大に進み、2015年のドラフト1位でオリックスに入団。競技は違っても、憧れと尊敬の念を今も抱き続けている。

 室伏氏のトレーニングの模様を公開した動画をインターネットで発見し、見よう見まねで挑戦してみたこともあるが「やっぱり、まったくできなかった」

 トレーニングや精神面、自己管理について学ばせてほしい-。昨秋の高知キャンプ中、便箋に思いをしたためた。大学の後輩に文面をチェックしてもらい「誤字脱字や失礼がないように、何回も書き直しました」。

 そして、その熱意は届いた。

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