衝撃事件の核心

〝デス賀状〟に元妻が怒りの提訴 差出人は離婚したばかりの不倫夫と新妻だった

「和解条項いとも簡単に…」

大西さんは娘と同居していた。この不快極まりない年賀状を、娘も見てしまったかもしれない。

大西さんは当時、離婚訴訟に疲れ果て、心療内科に通院しなければならないような精神状態だった。財産分与のため、住んでいたマンションもまもなく引き払うことになり、生活基盤も揺らいでいた。

そんな状態で受け取った痛烈な「デス賀状」。大西さんは「不貞行為のときの精神的ショックをはるかに上回った」として、再びB子を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした。

「B子はかつての和解条項をいとも簡単に踏みにじった。離婚成立前からA男と接触して再び不貞行為に及んだばかりか、それを通告するという形で自分や自分の家族にも接触した。一連の行為は、社会的相当性の範囲を著しく逸脱している」。請求したのは慰謝料など330万円だった。

新妻は「知らなかった」と反論

B子らの年賀状に果たして「悪意」はあったのか。

訴訟でB子側は「作成したのはA男であり、送ったことも知らなかった」と関与を否定。過去の和解時の接触禁止条項についても「抽象的な内容であり、破った場合の制裁や損害の規定が設けられていない。あくまで訓示的なものに過ぎない」として、離婚成立前にA男と接触したとしても不法行為は構成しないと主張した。

一方、A男の側も「住所録の全員に年賀状を一括送付したため、大西さんに送付したという認識がなかった」とした。

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