楠木正成を日本遺産に 関係6市町村が申請

観心寺の楠木正成像=大阪府河内長野市(恵守乾撮影)
観心寺の楠木正成像=大阪府河内長野市(恵守乾撮影)

 南北朝時代の武将・楠木正成と嫡男の正行(まさつら)をテーマに日本遺産認定を目指す大阪府河内長野市など大阪の5市町村と神戸市は27日、文化庁への窓口となる大阪府教育庁に申請した。認定の鍵となるストーリーは「摂津・河内に生き続ける楠公(なんこう)さん〜中世のサムライヒーローが遺(のこ)した聖地を巡る旅〜」。教育庁は2月1日にも文化庁に申請する方針で、結果は4月下旬ごろに判明するという。

 日本遺産は地域の歴史や伝統などを結びつけるストーリーを文化庁が認定する制度。事務局のある河内長野市は今月18日の文化庁との協議で、ゆかりの地を巡る文化が根づいている点を指摘。文化庁から「(観光地巡りを)前面に出した方が面白い」と助言を受け、さらに検討を進めていた。

 決定したストーリーは、楠木親子ゆかりの戦跡などの「聖地」を巡る旅が息づいているとして、観光振興の意義を強調。各自治体を「彼ら(楠木親子)が遺した文化遺産、そしてこれらを巡る文化を体感できる稀有(けう)な地域」と位置づけた。

 今回の活動には、河内長野市や、神戸市、大阪府の富田林市、四條畷市、島本町、千早赤阪村といった楠木親子にゆかりのある6市町村が参加している。

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