政治デスクノート

働き方改革 まず国会、いや民進から始めよ

 テストと同様、ヤマが当たれば何となくうれしい気もするでしょうが、無駄の多い作業ともいえます。

 閣僚の知識をテストし、右往左往する様子をさらすのが目的ならいざ知らず、議論を戦わせながら政府側に質問者の意見も建設的に取り入れさせていくのが狙いなら、ぶっつけ本番のやりとりが有効なやりかたなのか、疑問も残ります。

 また、質問通告とは違いますが、民主党政権時代、ある重要閣僚は身辺警護を行う警護官(SP)に私邸を出発する時間を知らせるのを拒んでいました。

 私邸にいるときはプライベート・タイムなので知らせることはできないといった理由だったようですが、何時に出かけるのかわからない閣僚を警護するために警護官たちは早朝から私邸近くで待ち続け、結局、お昼近くになってから出発ということも往々にしてありました。

 あらかじめ日程を知らせておき、変更があるならそのつど速やかに知らせることにしておけば、警護官の拘束時間はいくぶんなりと削減されたはずです。

 この元閣僚は論客として知られ、委員会審議にたびたび登板するのですが、「質問通告」の詳細を聞きにくる官僚たちを廊下にずらりと立たせて待たせることでも名をはせていました。陳腐ですが、「隗より始めよ」。働き方改革を、コッカイより始めてはいかがでしょうか。(政治部次長 佐々木美恵)