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米ハワイ・真珠湾の「戦艦ミズーリ記念館」で開催されている日本の特攻隊の特別展について、資料を貸し出している「知覧特攻平和会館」(鹿児島県南九州市)とミズーリ側が、無期限展示で合意したことが26日、分かった。契約は毎年更新し、今年の延長はすでに決まっている。昨年12月の安倍晋三首相の慰霊訪問もあって現地でも好意的な受け止めが広がっており、知覧側は遺書などの展示物拡大の検討も始めた。
特別展は「The Kamikaze」。海外で初めて日本の特攻隊を取り上げた。ミズーリは日本の降伏文書の調印式が行われた戦艦として知られ、真珠湾攻撃で沈没したアリゾナと向かい合うように係留されている。ミズーリ記念館と知覧側との交流は戦後70年を機に始まり、ミズーリ側が特攻資料の提供を求めたことから2015年4月に企画が実現した。