維新、プラカード持ち込み規制を提案 衆院予算委理事会

衆院平和安全法制特別委員会で、野党議員が反対のプラカードを手に浜田靖一委員長に詰め寄る中、安全保障関連法案の採決が行われた=2015年7月15日午後、衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)
衆院平和安全法制特別委員会で、野党議員が反対のプラカードを手に浜田靖一委員長に詰め寄る中、安全保障関連法案の採決が行われた=2015年7月15日午後、衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

 日本維新の会は25日の衆院予算委員会理事会で、プラカードの委員室への持ち込み規制を提案した。安全保障関連法など与野党対決法案の採決時に「強行採決反対」などと書かれたプラカードを掲げて阻もうとした民進党を念頭に置いているとみられる。提案は民進党が「プラカード以外の自分の荷物など、どこまでを(規制の)範疇とするのか」などと反発し、却下された。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は今月20日の衆院本会議で施政方針演説に臨み、「ただ批判に明け暮れたり言論の府である国会の中でプラカードを掲げても何も生まれない」と発言。

 これに対し、民進党の蓮舫代表が24日の参院本会議での代表質問で、野党時代の自民党も同様の手段に出たとして「私たちへの批判とどう整合性をつけているのか」と反論した。首相は「あくまで一般論であって民進党のことだとは言っていない。思い当たる節がなければ、ただ聞いていただければいい」と述べた。

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