〝おいしくない〟病院食が地元食材で「おいしい」64%に 滋賀県の病院で取り組み広がる(1/3ページ) - 産経ニュース

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〝おいしくない〟病院食が地元食材で「おいしい」64%に 滋賀県の病院で取り組み広がる

〝おいしくない〟病院食が地元食材で「おいしい」64%に 滋賀県の病院で取り組み広がる
〝おいしくない〟病院食が地元食材で「おいしい」64%に 滋賀県の病院で取り組み広がる
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 滋賀県内の病院で、入院患者らに提供する食事に地元食材を積極的に使う取り組みが進んでいる。患者らが慣れ親しんだ食材を使うことで食欲を増進させる狙いがある一方、生産者側にとっては安心安全を強く打ち出した県産食材の消費拡大につながるというメリットもある。目指すは、病院よし、生産者よし、地域よしの「三方よし」。県は病院など医療福祉関係者と生産者の交流会を開いたりして、取り組みを加速させる方針。

冷凍食品から新鮮な地元食材に

 彦根市立病院(同市八坂町)では長らく食事に冷凍食品が多く使われ、患者からは「おいしくない」という声も上がっていたことから、平成24年度に新鮮な地元の食材を使ったメニューに切り替え。徐々に評価が上がり、27年度に患者を対象に行ったアンケートで、64%が「おいしい」と回答した。

 同年度に開かれた農林水産省の地産地消給食等メニューコンテストでは、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞を受賞。現在3〜5割程度が県産食材を使用しているといい、地元産のコメや野菜のほか、ビワマスのパン粉焼きや近江牛の冷しゃぶなど病院食とは思えないほど豪華なラインアップだ。

 同病院の小野由美栄養科長は「『安心安全』であるということはもちろん、おいしい食事でしっかり栄養をとってもらうことが患者の治療にプラスになる」と話す。