講演会、コスプレ…官民でイベント準備 「山姥切」特別展に沸く足利 栃木

講演会、コスプレ…官民でイベント準備 「山姥切」特別展に沸く足利 栃木
講演会、コスプレ…官民でイベント準備 「山姥切」特別展に沸く足利 栃木
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 安土桃山時代の刀工・堀川国広の足利ゆかりの作品を紹介する特別展「今、超克のとき。山姥切(やまんばぎり)国広、いざ、足利」(3月4日〜4月2日、足利市立美術館)を前に、足利市では早くも官民で盛り上がりを見せている。講演会、刀剣鑑賞のワークショップ、コスプレなど関連イベントがめじろ押し。公式アカウントにフォロワーが相次ぎ、宿泊施設に国内外から予約が舞い込むなど経済効果も出始めている。(川岸等)

 「山姥切が生きているうちに見られるなんて夢のようで…。本当に感謝します」。今月17日午後、足利市教育庁舎窓口に若い女性が訪れ、涙ながらに礼状を手渡した。突然の出来事に職員も「ネット上で話題なのは承知しているが、こんな反響があるとは」と驚く。

 ◆「刀剣乱舞」と交渉

 「桁違いの来客」(和泉聡市長)を前提に、官民でイベント準備が進む。市は講演会として、刀剣研究の第一人者、小笠原信夫さんの「堀川国広について」(3月12日午後2時、足利商工会議所友愛会館)、群馬県立歴史博物館の簗瀬大輔・学芸係長の「足利長尾氏と両毛地域の戦国」(同19日午後2時、まちなか遊学館)を開催。

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