だのに、習氏は《抗日戦争勝利記念日》などで、「偉大な勝利は永遠に中華民族史と人類の平和史に刻まれる」などとブチ上げる。「毛の陰湿な独裁手法」を学ぶ半面、「抗日戦勝利」を看板にする習近平指導部にとって、毛沢東は不都合な存在に違いない。
中国共産党は今後も「抗日神話」の続編→続々編を創作。回を重ねる毎に奇想天外な展開を繰り広げ、整合性が取れなくなっていく。「もっともらしいウソ」ではなく「ウソとわかるウソ」をつき通せるエネルギー源の一つは、「避戦」という屈辱に向き合えぬ対日コンプレクス。その点、毛は「避戦」をしてやったりと、堂々と語った。習氏は「毛の陰湿な独裁手法」に関する学習が足りないのではないか…