和歌山県岩出市で5日、パチンコ店のトイレに女装した男が侵入、トイレ内にいた女性から金を奪おうとし、けがをさせた事件で、県警岩出署は22日、強盗致傷容疑で、かつらぎ町西渋田の会社員、北野敬三容疑者(49)を逮捕した。「お金を取ろうとしたのではなく、女性の体を触ろうと思った」などと供述している。
逮捕容疑は1月5日午後9時40分ごろ、岩出市のパチンコ店女子トイレで、同市の会社員の女性(30)の首を絞め「金を出せ」などと脅迫、全治10日間のけがをさせたとしている。
同署によると、北野容疑者は犯行当時、カツラやスカートで女装し、女子トイレ内の個室に潜んだうえで、女性が隣の個室に入ると、壁を乗り越え侵入したという。女性が抵抗したため逃走した。パチンコ店内の防犯カメラなどで北野容疑者の犯行と特定したという。