映画深層

日活ロマンポルノ再び、10分に1回の濡れ場 「ホワイトリリー」の中田秀夫監督「劣情催させるかがポイント」

【映画深層】日活ロマンポルノ再び、10分に1回の濡れ場 「ホワイトリリー」の中田秀夫監督「劣情催させるかがポイント」
【映画深層】日活ロマンポルノ再び、10分に1回の濡れ場 「ホワイトリリー」の中田秀夫監督「劣情催させるかがポイント」
その他の写真を見る (1/7枚)

 当代の実力派映画監督5人が日活ロマンポルノに挑んだリブート(再起動)プロジェクトが、評判を呼んでいる。男性客だけでなく若い女性も連日、劇場に詰めかけているが、その掉尾(とうび)を飾って2月11日に封切られるのが、中田秀夫監督(55)の「ホワイトリリー」だ。実は中田監督、ロマンポルノを撮りたくて日活撮影所に入社したものの、一度も監督する機会には恵まれなかった。約30年ぶりに望みをかなえた中田監督のロマンポルノへの思いとは-。(文化部 藤井克郎)

大人の世界にぶっ飛んだ

 「僕は地元が岡山で、中学のころ、ハリウッド映画を見にいくには(映画館の)岡山日活の前を通らなくてはならなくて、でもポスターとかちゃんと見てはいけないという意識があった。そこには大人の世界があると感じていたんです。大学進学で東京に来て、初めて見たロマンポルノが池田敏春監督の『スケバンマフィア 肉刑(リンチ)』という作品で、まあ衝撃的というか、ぶっ飛んだ。同じ寮に住む先輩に頼んで一緒に見にいったんですが、終わってから2人で語らった覚えがありますね」と、中田監督はロマンポルノとの出合いを熱っぽく語る。

会員限定記事会員サービス詳細