0歳児ママに息抜きを 静岡市のケアサービスが人気 民間宿泊施設を休憩や相談の場に

 民間宿泊施設を活用し、0歳児の母親に休息や育児相談の場を提供する静岡市の「ママケアデイサービス」が人気だ。昨年8月末のスタートから今月20日までの5カ月間に109組の親子が利用。反応の良さに市の担当者は「思っていたより需要が多い」と手応えを口にしている。

 サービスを受けられるのは、市内に住む生後4カ月から1歳未満の子供と、その母親。利用するお母さんは市内にある旅館や温泉施設で保育士や保健師らに子供をあやしてもらっている間に、温泉に入ったり、お昼寝をするなどの息抜きをすることができる。

 子供の世話には、市が実施している「子育てサポーター養成講座」を受講した先輩ママたちも参加。子供を預けるお母さんは施設滞在中に先輩ママや保育士らから、子育てについてのアドバイスを受けることもできる。

 同市によると、子育て中の母親に相談や息抜きのできる居場所を提供する試みは県内初で、利用したお母さんたちからは「子育ての悩みをほかのママや先輩ママたちに相談できる上に、自分の時間が持ててリフレッシュになる」と好評だという。

 平成27年9月に市内で開かれた「市長とお茶カフェ&ランチトーク」の場で、市内の子育てサークルのメンバーから「育児を毎日しているお母さんを癒やせる場所を市内につくれないか」という提案が出されたことが、事業を始めるきっかけとなった。

 市子ども家庭課の担当者は「母親が家庭や地域から孤立するのを防ぐ一助にしたい」とした上で、「出産後の支援を手厚くすることで、もう1人産もうという意識にもつながってくれれば」と話す。児童虐待により命を落とす子供の6割が0歳児という統計もあるといい、こうした不幸な事案を減らすことへの期待も込められている。

 ママケアデイサービスへの参加には事前予約が必要。もくせい会館(葵区)▽静岡ホテル時之栖(駿河区)▽十枚荘(同)▽駿河健康ランド(清水区)-でそれぞれ週1回実施している。

 開催時間は午前10時〜午後3時で、参加費は1500円(昼食代や入浴代は別途必要)。未就園のきょうだいを同伴する場合に限り、0歳児と一緒に預かってもらえる。

 申し込み、問い合わせは静岡市母子寡婦福祉会(電)054・221・1565。

会員限定記事会員サービス詳細