トランプ次期大統領

ムニューチン氏が証言 財務長官候補

 【ワシントン=小雲規生】トランプ次期米大統領から財務長官に指名された投資家のスティーブン・ムニューチン氏(54)は19日、上院財政委員会の公聴会に出席し、「規制を限定し、米国の勤勉な労働者や小企業を対象に減税する」と述べ、米国経済の再活性化に向けて取り組むことを表明した。

 また、トランプ氏が主張してきた「米国の労働者を第一とする通商政策」を確実に実行するとも強調した。為替政策などを通じて、貿易関係の見直しにも注力する意向だ。

 一方、投資家としてリーマン・ショック後に買収した住宅金融大手の再建の際、借り手の住居を強引に差し押さえたなどと批判されていることについては「真実とはほど遠い」と反論した。差し押さえの根本的な原因は旧経営陣が作ったものだと訴えた。

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