加古川女性殺害

「口先だけの反省はいらない」「娘の夢や未来返して」遺族、極刑求める 地裁姫路支部公判

礒野和晃被告
礒野和晃被告

 兵庫県加古川市の加古川で平成27年12月、大阪府吹田市のアルバイト、大山真白(ましろ)さん=当時(20)=が遺体で見つかった事件で、殺人と詐欺の罪に問われた無職、礒野和晃被告(22)の裁判員裁判の第4回公判が19日、神戸地裁姫路支部(木山暢郎裁判長)で開かれた。大山さんの両親が被害者参加制度を利用して意見陳述し、極刑を求めた。

 両親はついたてで囲われた証言台で陳述。父親は「あなたは今、生き続けようと思えば生きていけるが、娘はそれがもうできない。口先だけの反省の言葉はいらない。娘を返してほしい」と声をふるわせた。

 続いて母親は「被告人の言葉からは真実を知ることがまったくできなかった」と述べ、「娘にはたくさんの夢や未来があった。死刑を望みたい」と涙ながらに訴えた。

 一方、礒野被告は意見陳述後の被告人質問で、「(自分のしたことを)発達障害や環境のせいにして刑を軽くしてもらうつもりは毛頭ない。申し訳ないことをしたと思っている」と供述、裁判長に向かって頭を下げた。

 起訴状によると、礒野被告は27年11月17日〜12月上旬、大山さんに「現金が倍になる」と嘘のもうけ話を持ちかけて現金を要求。12月7日午前2時ごろ、大山さんから約120万円を受け取り、直後に加古川の中洲付近で頭部を金づちで約10回殴って殺害したとしている。

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