関西の議論

お嬢様女子大生も思わず「かわいい!」 これが「神戸タータン」…全国初?「街のデザイン」は新たなシンボルになるか

 片山さんは共同で財布やバッグなどを製造販売していた「石田洋服店」(同市東灘区)の石田原弘さん(60)に相談。「一過性で終わらず、長く市民に親しまれるものを」と考えた際、石田原さんがデザインしたタータンを商品に使っていたのを思い出し、このデザインをもとに「神戸タータン」として活用することを決めたという。

 2人によると、昨年5月、ほかの商店主らを集めた会合で、「神戸タータンでまちおこしをしたい」と報告すると賛同された。その上で、「神戸の街並みをイメージしたとき、どんな色を連想するか」とアイデアを出し合った。最終的に石田原さんのタータンに対し、「これ以上のものはないんとちゃうか」と意見がまとまった。

 もとの石田原さんのタータンから色味を明るくするなどの改良を加え、さらに5つの色にそれぞれ意味合いをもたせた。海の青やポートタワーの赤は見た目のままだが、「真珠の白」は神戸港から真珠が輸出された歴史性、「都会的な街並みのグレー」は神戸・三宮などの高層のビルやマンションの色合いを感覚的に表現した。

ファッション業界から注目

 神戸タータンの採用が決まれば、その後の動きは速かった。ほかの商店主や企業、大学などに協力を求め、賛同した人たちで昨年10月、神戸ファッション協会内に神戸タータン協議会を発足。初代会長には石田原さんが就任した。

 デザインは神戸市内で販売される製品に限定し、同協議会に年会費を払えば、自由に使えるよう取り決めた。