NASA考案、最新型「火星の家」 過酷な環境に耐えうる理想的な住居を氷でつくる

「『Mars Ice Home』のさまざまな利点を考えると、これは理想的なコンセプトであろう」と、NASAの研究チームはプレスリリースで語っている。「何よりまず、軽い。そして、シンプルなロボットシステムで建設できる。ロボットは、宇宙飛行士たちが到着する前に火星に到着し、『水の壁』を満たす作業をするのだ」

実際のところ、NASAは、この施設はイグルー(イヌイットたちのつくる雪の家)に似た一種のドームで、膨らませられる構造であると説明している。

NASAの研究者であるシーラ・アン・ティボーは、ABCに対して、宇宙飛行士を効果的に守る理想的な材料を見つけることは多くの挑戦があったと語っている。「Ice Homeに用いられる素材は、火星の過酷な環境の影響下で何年もの厳しい試練に耐えなければなりません。これには、紫外線や、荷電粒子から放出される放射線、あるいは原子状酸素が存在する可能性や過塩素酸塩、絶え間ない砂嵐が含まれます」

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