NASAが、いつの日か火星に建設する理想的住居のコンセプトを発表した。氷でできたドームが宇宙飛行士たちを過酷な環境から保護する。
NASAが発表した「火星の家」のコンセプトモデル。PHOTO: NASA / CLOUDS AO / SEARCH
何年かのうちに、人類は火星に到達するだろう。それはもはや時間の問題にすぎない。最初に到着する宇宙飛行士たちは、わずか数日ではなく、何週間も滞在する必要があるだろう。そして、そのためには、生活するのに適した環境が不可欠だ。
NASA(米航空宇宙局)は、そのためにありうべき「理想的な住居」がどういったものかを明らかにした。いわく、それは火星の過酷な環境から宇宙飛行士たちを保護するとともに、「家」のイメージを想起させなければならない。
それはどういったものだろうか? ヴァージニア州のNASAラングレー研究所のデザイナー、建築家、専門家たちによると、火星における理想的な住居は、氷でつくられるというのだ。