【ソロモンの頭巾】長辻象平 ジーランディア 太平洋に沈んだ第7大陸があった(3/4ページ) - 産経ニュース

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ソロモンの頭巾

長辻象平 ジーランディア 太平洋に沈んだ第7大陸があった

 ジーランディアの大陸地殻は厚さが20キロほどしかない。他の大陸に比べて半分以下だ。「水平方向に引き延ばされて厚みが減り、その結果、海面上に出る部分がなくなったのです」(山田さん)

 大陸の地殻が薄くなった原因については2つの仮説が立てられている。

 ちきゅうはオーストラリアからの要請で、ジーランディア西端の地点を19年の前半に掘削する予定だ。海底を真下に2千~3千メートル掘削して地下構造を調べることで、大陸沈没のプロセス解明を前進させる。

 現場は世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフに近いため、海洋汚染の防止能力にも優れた、ちきゅうに科学探査のための白羽の矢が立ったのだ。

 オーストラリア大陸からタスマン海で隔てられたジーランディアの生物は、独自の進化を遂げている。

 ニュージーランドに19世紀初頭まで生息していた地上性の恐鳥・モア類はその末裔(まつえい)。大型種では頭高3メートル、体重250キロという仲間もいた。

 同じく飛べないカカポもジーランディアに出自を持つオウムだ。

 海中を飛ぶペンギンたちも沈みゆくジーランディアを舞台に進化したと考えられている。