米GM、米国で10億ドルの追加出資発表 新規雇用1500人分、トランプ氏要請に応じる

 【ワシントン=小雲規生】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は17日、米国で10億ドル(約1130億円)の追加投資を行うと発表した。新型車や先端技術、部品の開発などにあてられ、1500人の雇用創出効果があるとしている。自動車各社に国内での雇用拡大を求めているトランプ次期大統領に応じたかたちだ。

 またGMはメキシコでの部品生産を米ミシガン州に移すなどして、450人の雇用を米国内で生み出すことも明らかにした。GMはこれらの計画について、過去4年間にわたって続けてきた経営効率化の取り組みの一環だとしている。

 バーラ最高経営責任者(CEO)は「米国はGMの基盤となる市場。従業員や販売店、部品メーカーにとって有益な成長を確約する」としている。

 また米小売り大手ウォルマート・ストアーズも17日、2月から始まる新年度の新規出店などの事業計画に1万人の雇用創出効果があると発表。トランプ氏はツイッターへの投稿で、「GMとウォルマートが多くの雇用を米国に引き戻し始めたことに感謝する!」と述べた。

 トランプ氏は選挙戦中から、メキシコに新工場を計画していた自動車大手フォード・モーターなどを激しく批判。これまでにフォードが計画を撤回したほか、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)やトヨタ自動車も米国への投資拡大を表明している。